今週、南ウェールズのロンザ・カノン・タフ(Rhondda Cynon Taf)では、ウェールズの文学と芸術の祭典“アイステズヴォッド(Eisteddfod)”が開催されてます。
中世の吟唱詩人大会がルーツとされる、このお祭りの歴史は1176年にまで遡るんだとか。そして、最初に現代的なアイステズヴォッドが行われたのは1861年、同じく南ウェールズのアバーデア(Aberdare)でした。それ以降、このお祭りは北ウェールズと南ウェールズで毎年8月第1週に交互に開催。160年以上の間に延期されたのは1914年の第1次世界大戦の始まりと、2020年、2021年のコロナ禍による3回のみです。
実はアイステズヴォッドといっても、ウェールズには村単位の小規模なものから、世界中のパフォーマーが集まる国際大会まで、いろいろあって…長年、ウェールズで暮らしてる主人でさえも「何がどう違うの??」とよくわかってません(笑)
とりあえず、主要なアイステズヴォッドは3つ。5月に行われるユース限定の大会と7月に行われる国際大会、そして、現在開催中のナショナル・アイステズヴォッド。中でもこのナショナル・アイステズフォッドは1週間かけて繰り広げられるヨーロッパ最大級かつウェールズカルチャーてんこ盛りのサマーフェスティバルです。
ちなみに「アイステッズ(Eistedd)」はウェールズ語で「座る」を意味し、このナショナル・アイステズヴォッドの詩部門で優勝すると記念品に木製の椅子が授与されます。これも、古来からの習わしで、城主が招いた吟唱詩人たちを競わせ、勝者に椅子を授けたことから。
そんな伝統的な風習も継承しつつ、家族向けのイベントでさまざまなアクティビティを通じて、ウェールズ語やウェールズの文化を促進しているアイステズヴォッド。
来年は北ウェールズのレクサム(Wrexham) で開催されます。イングランドからのアクセスも良いので、是非、ご一緒にいかがですか?
