1月25日は聖ドゥィンウェンの日

1月25日は、聖ドウィンウェンの日(Saint Dwynwen’s Day)。ウェールズ版バレンタインデーとも言われる、愛にまつわる特別な日です。

聖ドゥィンウェンは5世紀のウェールズに実在したとされる「愛の守護聖人」。南ウェールズの支配者ブリハン・ブレヒェイニオグの24人の娘のひとりでした。

伝説によると、ドゥィンウェンはマエロン・ダフォドリルという身分違いの男性と恋に落ちます。しかし、父に結婚を反対され、怒りを彼女に向けたマエロンからも逃れ、森へと身を隠しました。そこで眠りについた彼女の夢に天使が現れ、3つの願いを叶えてくれたといいます。

1.マエロンの心が癒されること

2.真実の愛が、彼女の名のもとに永遠に守られること

3.自分自身は二度と恋も結婚もしないこと

その後、ドゥィンウェンは修道女となり、ウェールズ各地を巡り、人々の悩みや恋の相談のために祈りを捧げました。そして、最後に辿り着いたのが、アングルシー島(Ynys Mon)の沖に浮かぶ小さな島「スランドゥイン島(Llanddwyn)」。島といっても、干潮時には歩いて渡ることができます。

そんな神秘的な島には聖ドウィンウェンの聖なる井戸があり、そこに棲む魚の動きで恋人たちの未来が占えるという伝説も残っています。

静かでロマンティックな、ウェールズならではの“愛の物語”。

冬のウェールズ旅で訪れてみてはいかがでしょうか?

※本投稿はWales Official Tourist Guides Association(WOTGA)の公式Facebook投稿をもとに編集・引用しています。Photo credit: Dave Jepson

冬のウェールズでオーロラ鑑賞!

ノスウェスダ―。ウェールズから、こんばんは。

先日、北ウェールズ各地でオーロラが出現!

我が家も庭でオーロラ鑑賞を楽しみました。あと流れ星も☆彡

街灯が少なく、自然が色濃く残るウェールズには国際認定を受けた“ダークスカイエリア”が各地に点在し、人工の光が厳しく管理された環境で、世界トップクラスの星空が守られています。

晴れた夜には、天の川や流れ星、そして、気候条件がそろえばオーロラも。

TabiWalesでは、こうしたダークスカイエリアを中心に星空観察ツアーの手配が可能。

ご希望に応じて、日本人ガイドが同行するので初めての方や英語が不安な方も安心して星空体験を楽しめます。

Pen y Fan, Brecon : Photo by Marcus Woodbridge(Unsplash)

昼は古城や村を巡り、夜は静かな暗闇の中で星を見上げる。

そんな忘れられない旅をウェールズでいかがですか?

Blwyddyn Newydd Dda!ブリズィン・ネウィズ・ダ!

Blwyddyn Newydd Dda!ブリズィン・ネウィズ・ダ!ウェールズから新年明けましておめでとうございます!

Wales Best Guides / TabiWales 一同、2026年も皆様を美しいウェールズでお迎えできることを、心より楽しみにしております。

壮大な自然、歴史ある城、美しい海岸線ー-

2026年、ぜひ私たちと一緒にウェールズを探索しませんか?

皆様にとって、素晴らしい一年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Photo credits: Dave Jepson(Llanddwyn Island), Amanda Whitehead(Harlech Castle)

Nadolig Llawen! ナドリグ・スラウェン!ウェールズから、メリークリスマス!

Nadolig Llawen(ナドリグ・スラウェン)!ウェールズ語で「メリー・クリスマス」を意味します。

今年もこのページを通して、ウェールズに興味を持っていただき、本当にありがとうございました。ウェールズでの旅を通して、たくさんの素敵なご縁が生まれたことに、心から感謝いたします。

さて、ウェールズのクリスマスといえば??

実はウェールズには、ちょっと不思議で楽しい年末年始の伝統行事があります。

それが「Mari Lwyd(マリ・ルイド)」と呼ばれる、馬の頭蓋骨を飾った仮装行列が町や家々を訪ね歩くウェールズ版なまはげ?獅子舞?です。

©Conwy Tours

マリ・ルイド一行と町の人たち、訪問された側の家主が歌の掛け合いをする、少し不気味で、でもどこかユーモラスな“歌の国”ウェールズならではな風習。

初めて見ると驚かれるでしょうが、ウェールズの人たちにとっては、冬の訪れを感じる大切な文化なんです。

また、この季節のウェールズは、石造りの町並みに灯る温かなクリスマスライトや教会から聞こえてくるキャロルなど、静かで心がほどける冬景色が広がります。

よく観光のベストシーズンは夏といわれますが、冬のウェールズにもゆっくりとした時間と、そんな土地の人々の優しさを感じられる特別な魅力があります。

来年も皆様をウェールズでお迎えできることを楽しみにしております。どうぞ、穏やかで幸せなクリスマスと新しい年をお迎えください。

Nadolig Llawen a Blwyddyn Newydd Dda!(メリークリスマス、そしてよいお年を)

聖パトリック伝説の地、アングルシー島最北端の礼拝堂「スランバドリグ教会」

ウェールズ北西部、アングルシー島最北端の崖の上にひっそりと佇む小さなチャペル、スランバドリグ教会(Eglwys Llanbadrig)があります。

ウェールズ語で“聖パトリックの教会”を意味するこの地はアイルランドの守護聖人パトリックが嵐に遭い漂着したという伝説が残る場所です。

創建は5世紀とされ、ウェールズ最古のキリスト教礼拝堂のひとつ。現在の石造りの建物は12世紀に再建されたもので、その後、何度か改修を経て、内部にはイスラムやムーア様式を取り入れた美しいタイル装飾やステンドグラスが輝きます。

教会に背後に広がるのは、どこまでも続くアイルランド海。晴れた日にはマン島を望むことも。

ウェールズ観光局が選ぶ「Hidden Gems(隠れた名所)」にも選ばれたこの小さな教会は、アングルシー島を訪れるならぜひ足を運んでもらいたい、静寂の絶景スポットです。

忠犬ゲレルトが眠るスノードニアの村「ベズゲレルト」

アーサー王の神話が息づくウェールズ。その中でもスノードニア国立公園にひっそりと佇む村「ベズゲレルト(Beddgelert)」は、ひときわ静かで美しい場所です。石造りの家々や清らかな渓流、そしてどこか懐かしい蒸気機関車の音。この村には、時がゆったりと流れています。

「ベズゲレルト」とは、ウェールズ語で「ゲレルトの墓」という意味。その名前の通り、村の外れにはひとつの小さな墓があり、多くの人が訪れる観光名所となってます。

この墓にまつわるのが、13世紀の王子と愛犬ゲレルトの伝説。狩りに出た王子が帰宅すると、愛犬は血まみれで息子の姿は見えず…。激怒した王子はゲレルトを殺しますが、すぐに無傷の息子と倒れたオオカミを発見。ゲレルトは主の息子を守っていたのでした。深く後悔した王子はゲレルトのために墓を建て、二度と笑顔を見せなかかったといわれています。

しかし、実はこの物語、18世紀に地元ホテルのオーナーが観光目的で創作したでっち上げ話。「ゲレルトの墓」という村の名前を利用した巧みなプロモーションだったのです。

とはいえ、物語の美しさと村の魅力は本物。皆さんもゲレルトに会いにスノードニアへいらっしゃいませんか?

ハッピー・セント・デイビッドデー!

3月1日はウェールズの守護聖人、聖デイビッドの命日であり、彼を偲んで祝うセント・デイビッドデー(St.David’s Day)です。祝日ではないけど、ウェールズの人たちにとっては特別の日。

首都カーディフでは毎年、パレードが行われ、ウェールズの国花でもあるラッパ水仙や西洋ネギの飾りを身につけた人たちが町を練り歩きます。

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もちろん、地元のイベントに参加したり、家族や友人とウェルシュケーキやネギのスープでお祝いしたりも。

ネギのスープ

ディズ・グウィル・デウィ・ハピス!(Dydd Gwyl Dewi Hapus!)

デイビッドの日、おめでとう!

ウェールズもいよいよ春到来です。

ハッピー・セント・ドウィンウェンズデー!!

ウェールズにはバレンタインデーより一足早く、恋人たちの日があるのはご存じですか?

それが、今日、1月25日の聖ドウィンウェンの日。

恋愛の守護聖人ドウィンドウェンを偲んで、愛する人に贈り物をするウェールズ版バレンタインデーです。

ドウィンウェンは5世紀に南ウェールズの一部を支配していたブライヘイニオッグ王の娘でしたが、隣国の王子マエロンと許されぬ恋に落ちます。彼女にはすでに父王が決めた許婚がいたのです。そして、想いが叶わないのであれば、いっそ、マエロンのことを忘れさせてほしいと神に祈ります。

すると、ある夜、夢の中に天使が現れ、「神はマエロンを氷にしました。あと3つ願いを叶えてくれます」と告げました。

心優しいドウィンウェンは迷うことなく、マエロンを生き返らせてほしい、想い合ってる恋人たちを守り、望まない結婚はしなくてすむようにと神に願いました。

そして、願いを叶えてくれた神に感謝し、修道女となって神に仕えたのです。ドウィンウェンが恋人たちの守護聖人となった所以です。

北ウェールズのアングルシー島には、聖ドウィンウェインが恋人たちのために祈りを捧げたとされる教会の遺跡が今もなお残ってます。

そんなウェールズの知る人ぞ知る?恋人たちの聖地へ訪れてはみませんか?!

Dydd Santes Dwynwen Hapus!(ディズ・サンテス・ドウィンウェン・ハプス!)

ウェールズより、ブルウィズィン・ニュウィズ・ザ!

Blwyddyn Newydd Dda! 新年明けましておめでとうございます。

新春ウォークを楽しんできました!

向かった先は、中部ウェールズの旧モントゴメリーシャー(現在のポウィス)にあるラウンドトン・ヒル(Roundton Hill)。元々は火山だった標高370mの丘です。

現在はモントゴメリーシャー野生動物トラストが管理する自然保護区になってます。

鉄器時代には砦があったとされる丘は、かつて鉛と重晶石の鉱山だったとか。

フットパスの道標に沿って、山頂を目指しました。

山頂といっても丘なので、片道30分ほど。軽いハイキングコースです。

歩き始めて20分ほどで山頂が見えてきました。

そして、到着!!

見晴らしの良い山頂からは北にコーンドンヒル、西にはカンブリア山脈など周囲の田舎風景を眺めることができます。写真ではわかりにくいですが、ポウィス城も目視できました。

ウェールズには、こうした誰でも気軽に楽しめるフットパスがいたるところにありますが、ここは知る人ぞ知る、穴場中の穴場(笑)

今年もガイドブックに載ってないマイナーな場所から人気スポットまで、いろいろと紹介していきたいと思います。

『天空の城ラピュタ』のモデル?!ウェールズの王子が建てたポウィス城

Helo! こんにちは!

今日は我が町ウェルシュプールの観光名所であり、私の職場でもあるポウィス城を紹介します。

ポウィス城の中庭

ポウィス城は1280年代に、ウェールズの王子グリフィズ・アプ・グウェンウィンウィンによって建てられました。

グリフィズは中部ウェールズの小国ポウィスの王子で、当時、北ウェールズを支配していたグウィネス王国とは長年、敵対関係にあり、ポウィス北部に要塞を築く必要があったのです。

イングランド王エドワード1世がウェールズを征服すべく、グウィネスの王子と戦った際にはイングランド側につき、王国は廃止されたものの、グリフィズの息子オワインはポウィス初代領主として、貴族に認められました。

その後、16世紀後半にペンブローク伯爵の次男エドワード・ハーバートが城を購入。そして、今日まで続く、ハーバート家と城のつながりが始まったのです。

ハーバート家は政治的、経済的理由で、城主が投獄や国外に追放される困難な時期もありましたが、17世紀から18世紀初頭にかけて、ポウィス城を要塞から、貴族のカントリーハウスへと変貌させ、その周囲をバロック様式の庭園で囲むことに成功しました。

ただ、現在のような美しく壮大な中世の古城と庭園を造りあげることが出来たのは、クライヴ家のおかげです。

1784年、ヘンリエッタ・ハーバートはエドワード・クライヴと結婚。彼はインドのクライブとして、知られた父親のロバート・クライブ少将から莫大な富を相続。ポウィス城にインドの美術品を展示したクライブ博物館があるのもそれが所以です。

この結婚で財政難に陥っていたハーバート家は見事、復活。まさにリアル『ダウントンアビー』な世界(笑)

20世紀初めに第4代ポウィス伯爵が城を、妻ヴァイオレットが庭園を再開発。「イングランドとウェールズで最も美しい庭園をもつ古城」にしようと努めました。

1952年に伯爵が亡くなると、事故や戦争で妻子に先立たれてたこともあり、ポウィス城はナショナル・トラストに託され、以降、一般公開されてます。

そんなポウィス城の自慢の庭園はイタリアンテラス様式で、麓から見上げるとまるで天空に浮かんでるよう?!

秋色に染まるポウィス城

『天空の城ラピュタ』のモデルといわれるのも不思議ではありません。実際、スタジオジブリは「ウェールズは大いに参考となった」と公式表明してます。樹齢300年以上のモコモコした巨大なイチイの木は、ラピュタの世界観をさらに感じさせてくれるはずです。

イチイの木のトンネル

ウェールズにお越しの際は是非、お立ち寄りください。